FC2ブログ

現在の閲覧者数:
09月 ≪ 10月 / 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 11月

根っからのバスっこ

ここではオンラインゲーム「FinalFantasyXI」であったことや、日々の日記などを綴っていきます。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ふと(4) 

小説の続きになりますヽ(´ー`)ノ

今回とこの次で終わりそうな雰囲気ですね。

今FFを舞台にした小説を書いているので、そのつなぎにと思ってたんですが、つなぎにすらなりませんでしたね(’’

書くのが遅すぎてw

まぁ、忘れた頃にこのブログに上がってくることでしょうw

それでは、続きをどぞ~♪



 ふと綺麗だと思った。
 私はバスを降り、町の中心地、お店の集合する辺りに来ていた。
 集中していると行ってもそんなに大きくなく、ものの500Mくらいの道路に沿って店が建ち並んでいるだけだ。
 代表的には、紳士服、薬屋、スーパー、コンビニであろうか。
 その中に一件、携帯電話のお店があり、そのお店の前で思った。
 お店は新装されており、今日が開店一日目のようだった。
 だからであろう、お店の前で制服を着た店員と思われる若い女性が風船を配っていた。
 その手に持ったたくさんの風船の色が、虹色のハーモニーを奏でていた。
 風船はひもの部分が、バネのように螺旋になっており、もって歩くと飛び跳ねるように動いた。
 かわいいな、などと思いながら見ていると、店員の女性が店の前を通過しようとした男の子に赤い風船を渡した。
 先ほど桜並木で出会った男の子と同じくらいの年齢で、もちろんお母さんと一緒に歩いていた。
 男の子は風船を受け取ると、手を上下に動かし風船を弾ませると、お母さんの方を向いて二カッと笑った。
 何となく男の子の気持ちが分かり思わずほほえんだ。
 風船は、なんだか特別な気分をくれる魔法の玉。
 風船が宙に浮いている分、うきうきさせてくれるのかも。なんて。
 私も子供の頃はそうだった。
 風船を貰った日は、絶対家まで離さずに大事にした。
 家に帰っても風船で遊んで、寝るときも天井に預けるように浮かべて寝たりして。
 そして、朝起きると天井には風船が無くなる。
 朝には中のガスが抜けて、しぼんだ状態で部屋の隅に落ちるからだった。
 あれを最初に見たときには、流石に泣いたなぁ。
 二回目からは、分かっていても半泣きになってたっけ。
 今となっては、良い思い出だ。
 自然と私の足は止まっていた。
 それに気づいて歩き出そうかと思ったが、その前に何となく上を見上げた。
 良く晴れ渡った空が、気分のせいか一層晴れ渡って見える。
 太陽のまぶしさに手をかざすが、陽は傾きかけていて真昼ほどではない。
 それでも手をかざさないといけない所は、やはり夏といったところか。
 そのとき、赤い風船が視界に入ってきた。
 さっき男の子が渡されたのも赤だったが、視界に男の子は居なかった。
 空を見上げて居るんだから当たり前か…
 そんなツッコミを自分に入れていると、泣き声が聞こえてきた。
 先ほどの男の子が持っていた風船の色は赤、そして今飛んでいった風船の色も赤。
 そう思いながら男の子の方を見ると、やはりその男の子が泣いていた。
 その手には案の定風船はない。
 男の子の顔からは笑顔が消え、涙でいっぱいになっている。
 涙化粧どころの騒ぎではない、顔全体で、そしてその小さな体全体で風船を失った悲しみを訴えていた。
 胸の辺りが締まり、苦しくなるのを感じた。
 男の子の顔を笑顔にしてあげたい。
 でも、私には、どうすれば男の子が笑顔になるのかが分からず、どう動けば良いのかも分からなかった。
 今までそう言う行動をしたことがないから、泣いている子供を笑顔にしようなんて考えたことも無かったから、だから出来ない。
 自分に悔しくて、情けない。
 私が何も出来ないで居ると、先ほど男の子に風船を渡した店員の女性が再び風船を渡した。
 今度は白い風船だった。
 男の子は一様に泣きやみ、少し驚いた顔でそれを受け取ると、また手を上下に動かし、風船を弾ませた。
 男の子は風船と一緒に自分の心も弾ませたのか、今度は店員の女性にニカッと笑ってみせる。
 男の子の涙で染まった、しかしとても元気な笑顔をとても愛おしく思った。
 店員の女性も、今度は男の子の手に風船のひもを縛り付け飛ばないようにすると、男の子を軽く抱き寄せた。
 やっぱりみんなこういう顔に弱いのかな。
 今まで意識したことは無いけれど、こういうのが母性本能というやつだと思う。
 でも、本当に良かった。
 自分自身は何もしていないけれど、男の子がまた笑顔になって本当に良かったと思った。心から。
 私は本当は子供が好きなのかも。
 本当は?本当はって何?
 ま、いっか。
 私は、その親子が再び歩き始めるのを確認して、再度空を見上げた。
 天高くツバメ舞う季節、私の心も風船に乗って空高く舞い上がりそうな気がした。


スポンサーサイト
ふむふむ
時間にしたら日常の2~30分の事なのに面白いね(^-^)
何気ないふとした事のあたたかな気持ちが伝わったよ~
[ 2007/06/18 12:11 ] ことり [ 編集 ]
まだまだです!
永遠の課題である描写をもう少しでも良く描ければ良いんですけどね~
[ 2007/06/24 08:40 ] カイ [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。